『小門光男木彫記念館』には、建物の中央に大きな階段と吹き抜けとがあります。1、2階共に、その周りを自然に回遊できるようになっています。そして、正に「回」のようなフロアだけでなく、1階部分を南北に延びる2本の通
路の入れ子のようなフレームの繰り返しが、建物全体に心地よいリズムを持たせています。
また、1階の引き戸や2階の回転式ドアの、作品をモチーフにした取っ手の製作など、建築家と共に楽しみながら、この『木彫記念館』を完成させることができたことは大きな喜びでした。
なお、設計は佐々木研二氏にお願いしました。
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